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山形県国保地域医療学会で発表を行いました

第65回山形県国保地域医療学会が山形市の「ホテルメトロポリタン山形」で開催されました。

 

県国保地域医療学会はコロナ禍に中止の期間がありましたが、昨年から再開しており、県内の町立病院などの医療従事者が研究した成果などを発表するものです。
当院からは、病棟の阿部看護師が「散在した患者情報を集約するための取り組み~療養ボードの導入~」と題した研究発表を行いました。

これまでベッド周りに散在していた患者さんの情報を職種の異なる職員間で共有するために、木目調のボードにピクトグラム(情報や注意を文字の代わりに視覚的な図などの記号で表現すること)のように掲示する取り組みと成果について発表を行いました。参加者からは、ナースステーションでは掲示している情報の共有を随時行っているのかなどの質問がありました。

 

また、今回の学会のメインテーマが「災害に強い地域医療~序族可能な医療体制の構築~」ということもあり、午後からは「災害時における中小病院の役割と備えの再点検」というテーマでシンポジウムが行われました。当院からは、司会者として伊藤院長、シンポジストとして金子事務次長、舟山管理栄養士が参加しました。シンポジストの発表では当院の取り組みとして「小国町立病院における災害想定と、療食職員が参集できない際の一般職員による非常食提供訓練について」を紹介しました。助言者やシンポジストとの意見交換や聴衆からも質問や意見が寄せられ、参加者は、他の病院などの取り組みなどを参考にしながら、近年多発する自然災害などに備え日頃からの訓練や備えの重要性を再確認していました。