平成22年度小国町立病院改革プラン進捗状況
平成21年度は医師不足による影響(診察日数の縮小)、インフルエンザによる患者抑制策によって大幅に患者数が減少しましたが、平成22年度はこうした要因が徐々に緩和され、さらに改革プランに掲げた各種取組み、診療報酬各種加算の取得や稼働病床見直し、亜急性期病床の増床を行った結果、安定的な病床利用が図られ、外来収益はほぼ横ばいだったものの、入院収益において6,200万円の大幅な増収となりました。
一方、費用においては、施設設備の大規模な修繕等が頻発し修繕費が増加したものの、減価償却費において償却年数経過による償却減、建物と一体化した機械設備の償却期間の見直しを行ったことなどにより、費用全体では300万円の削減を行うことができました。
この結果、純損益は平成21年度と比較し、9,900万円が大幅に改善されました。平成20年に策定した病院改革プランの平成22年度目標値については、経常収支比率・職員給与比率・病床利用率のすべての項目において、目標値を達成することができました。今後も引き続き経営の安定化に努めてまいります。
項目 | 公立病院 改革プラン |
平成22年度 決算見込 |
達成 状況 |
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経常収支黒字化年度 | 平成23年度 | – | – | ||
財務の状況 | 平成23年度 目標 |
経常収支比率 | 100.0 | – | – |
職員給与比率 | 63.3 | – | – | ||
病床利用率 | 82.0 | – | – | ||
平成21年度 目標 |
経常収支比率 | 99.7 | 102.1 | ○ | |
職員給与比率 | 67.9 | 64.6 | ○ | ||
病床利用率 | 82.8 | 86.8 | ○ | ||
平成21年度 収支の状況 |
医業収益 | 760,207 | 730,608 | × | |
経常収益A | 918,960 | 904,767 | × | ||
医業費用 | 889,919 | 841,890 | ○ | ||
経常費用B | 921,561 | 885,865 | ○ | ||
経常損益(A-B) | ▲2,601 | 18,902 | ○ | ||
繰入金 | 収益的収支 | 230,000 | 230,000 | ○ | |
資本的収支 | 0 | 0 | ○ | ||
合計 | 230,000 | 230,000 | ○ |