平成２１年度は、改革プランの初年度ということで、職員一同、心機一転、これに取り組んでまいりした。しかし、外科、産婦人科が、毎日の診療から、週１回の診療となったことで、外来の患者数は大幅に減少し、これに伴い、入院患者も減少、さらには、夏場のインフルエンザの大流行により、意図的に患者を抑制せざるを得ない状況となり、二重苦、三重苦の経営環境に追い込まれる結果となりました。

しかしながら、改革プラン達成のための具体的な取り組み（単価改善対策、経費削減対策、後年度負担の軽減対策など）を積極的に行った結果、収益の落ち込みはあったものの、あわせて費用も削減することができ、経常損益（収支差引）としては、目標値からの大幅な悪化を避けることができました。

今年度は、医師不足や診療日数の縮小など、近年にない大きな変革期でもあったことから、この一年間の実績を糧に、収支黒字の目標年度である平成２３年度までに、各種対策の一層の推進とプランの分析、見直しを図りながら、目標達成に向けて、全力で取り組んでまいります。