ユマニチュード入門研修会を行いました
癒しの園の職員を対象とした「ユマニチュード入門研修会」を12月2日(水)に開催しました。
これは11月19日(木)・20日(金)に東京で開催された、「第7回ユマニチュード入門コース」を受講した温身の郷の職員による伝達講習をしたものです。
ユマニチュードとは、フランス人によって考案された認知症ケアの手法のことで、ケアの際にうつ状態や暴力的になったりする人が、ユマニチュードを通すことによりわずかな時間で穏やかになるなどの効果をもたらすことから、今、医療・介護の現場で注目を集めています。
この日は、ユマニチュードの考え方の基本となる人間の尊厳を取り戻すための「見る」・「話す」・「触れる」・「立つ」という4つの柱について、150を超える具体的な技術の中からいくつかを実演しながら紹介しました。
参加した職員は、治療や医療安全管理の面だけを優先させていないか、自分たちの都合でケアを行っていないかなど、日頃のケアを振り返りながら、現場ですぐに実践可能な技術を学びました。
※ケアとは患者さんの身の周りの世話(食事・入浴・排泄介助)などさまざまな援助のことです。